船長を含め、クルーは5人。熊本天草を7月23日午前4時半に出港、屋久島に立ち寄り燃料を給油後、更に三時間船を走らせ、なんとかトカラ列島の口之島に無事に入港。
なんと移動時間は11時間。
港の前でバラハタとカンパチを釣り、地元の漁師さんを招いて、港で釣った魚を摘まみに深夜まで盛り上がった。
さぁ、就寝となった時にいきなり発電機が故障し停止。
汗だくになりながら就寝するが、何となく嫌な予感。
翌朝、トカラの自然に囲まれ昨夜のトラブルのモヤモヤを吹き飛ばし、ひたすら、でっかいホッパーをGT が潜むであろう海へのキャストを繰り返すが、相変わらず何の反応もない。
風速5メートル以上の強風。次第に白波がたち始めたので、屋久島に緊急避難。屋久島では島の人に車を借り、温泉や居酒屋での美味しい(^q^)お酒を堪能し、就寝。
と、ここまでは順風満帆
然し、屋久島を出港し、竹島と硫黄島の間の瀬を釣ろうと進路を硫黄島に向けた瞬間に「ドン」っと大きな音が。。
そして、エンジン停止。
顔面蒼白。
不気味に非常警告音が鳴り響いた。(;_;)/~~~
今回の僕の最大の目標は、クルーに安全に釣りを楽しんで貰って無事に帰港すること。
その思いが崩れ、同時に色んなネガティブな思いが頭を過りました。
漂流、遭難、海難審判
オヤジ5人黒潮に乗ってアメリカ漂流?北朝鮮に拿捕?
左舷エンジンが始動し、舵が切れない状態でゆっくり一番近い硫黄島の港に避難したのですが、進路を変えバックギアに入れた途端。総てのエンジンが停止した。クルーがロープを手に海に飛び込み船を港のクリークまで手繰り寄せた。
写真の通り、硫黄島は海底から硫黄が吹き出し赤褐色。
エンジンには特に故障の原因と思われる箇所が見当たらず、視界が悪い硫黄島に思いきって潜って見る事に。
潜ってびっくり、韓国産の仕掛けロープがギッシリと!
手探り状態で四時間かけてやっとロープを切断して外す事が出来ました。
今回の釣りで一番の充実感。
その後、何事もなく熊本に帰港することが出来ました。
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